接触皮膚炎

接触皮膚炎



接触皮膚炎(かぶれ)は、最も頻度の高い皮膚病のひとつ。

医学的に厳密に言うと接触皮膚炎は、
 ★一次刺激皮膚炎(累積傷害型皮膚炎)
 ★アレルギー性皮膚炎
とに分類される。前者は酸・アルカリ等の化学物質や洗剤、昆虫の毒などによる湿疹で、誰にでもでるもの。後者は特定の人に特定の物質で起きるもので、金属かぶれはその代表である。しかし皮膚科の医師は別として、一般には特に難しく区別して考える必要は無く、とにかく皮膚に接触した物質が原因で起きた湿疹全体を指すのである。

【症状】
原因物質が触れる場所に出る、赤い斑点、ぶつぶつ、水疱など。痒みは強いときもあれば、全く無いこともある。見かけの症状も実に多様なので、固定したイメージは持たぬ方が良い。

【原因物質】
我々の身の回りは危険が一杯である。極論すれば、肌に接するものは全て湿疹の原因となりうる。代表的な原因物質を列挙する。
装飾品
 イアリング(ピアス)
 ネックレス
 ペンダント
 指輪
 ブレスレット
 眼鏡フレーム
 腕時計
 帽子

衣類
 セーターなどの襟や袖
 下着(ショーツ、ブラジャー等)
 ストッキング、靴下
 釣り紐
 ジッパー

化粧品
 ファンデーション
 口紅
 香水
 マニキュア(ペディキュア)
 化粧水
 アイライン
 アイシャドー
 日焼け止めクリーム
 

風呂・台所用品
 シャンプー
 リンス
 洗剤
 ゴム手袋
 石鹸
 防カビ剤

トイレ用品
 洗浄剤
 防臭剤
 トイレシート

植物
 ウルシ
 ギンナン
 アロエ
 プリムラ
 松
 ハゼ
 カクレミノ
 ラン
 水仙
 ヒヤシンス
 チューリップ
 菊
 ヨモギ

動物・虫
 犬、猫、小鳥、毛虫 など

理容用品
 洗顔料
 歯磨き
 養毛剤
 毛染め
 整髪料
 ヘアースプレー
 シェービングクリーム

食物
 魚貝類
 南洋果実
 スパイス

医薬品
 湿布
 目薬

その他
 セメント
 木材
 接着剤
 防虫スプレー
 避妊具


以上に挙げた原因物質は、ほんの一部であるので、ここに無いものでも十分原因となりうる。

【対策】
原因がはっきりわかっている場合は、それらを避ける事。軽度であれば、放置しても自然に治癒する。しかし、他の皮膚病と区別をつけるのが困難な場合もあるので、治らないようであれば皮膚科を受診した方が良い。原因物質を特定するために”パッチテスト”という検査法もあり、場合によっては必要となる。



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