ワープ速度




ワープ速度計算スクリプト
"Warp Travel Calculator" (JavaScript使用)


<TOS時代のワープ>

非常に単純で、ワープ係数の3乗で計算する。

ワープ係数     速度      備考

1              1       光速

2              8

3             27

4             64

5            125

6            216

7            343

8            512

9            729      

10          1000

11          1331

12          1728

13          2197

14.1        2803.221   "無人惑星の謎"[TOS]

速度は光速(約 300,000 Km/s)の倍数で表示


<TNG時代以降のワープ>

Warp1から Warp9まではワープ係数の 10/3乗で計算。
このチャートによれば、TOSで経験した最高速度は TNG以降では約 Warp9.7となる。

TNG以降では、Warp10は原則として無限速と設定され、到達不可能の速度である。


ワープ係数    速度      備考

1              1      光速

2             10

3             39

4            102

5            214      宇宙艦隊規定速度

6            392

7            656

8           1024

9           1516

9.2         1649

9.6         1909

9.9         3053      Enterprise-D最高速

9.975          ?      Voyager最高速

9.99        7912

9.9997   ~198696      亜空間通信

9.9999    199516      亜空間通信(max)

宇宙艦隊の規約で緊急時以外は Warp5を最高速度に決められたのは、" Force of Nature"[TNG]以降である。ワープ場が宇宙空間そのものを疲弊させ、最悪の場合、宇宙に亜空間亀裂が入る事が判明したからである。以降、艦隊司令部の許可無しに Warp5を超えることは禁止された。【亜空間亀裂の項を参照


<Warp9以上について>

このチャートにフィットさせる一般式を求めるのは難しい。
Encyclopediaが出る以前から用いられている有名な式は


但しM=-11/3、単位は光速の倍数。

これは Warp9.7までは良くあうが、それ以上はあわない。そこで、Sharon Collicutt氏は同じ式を用いて M=-1.502を提案。これは Warp9以下とWarp9.9997だけは何故か良く一致するものの、Warp9.7以上は全くだめであった。


その後 Technical Manualで”指数部は速度と共に徐々に増加し、Warp10では指数は無限大となる”との記述がなされ、それに応えた形で Pete Carr氏は


を提案したが、これも Warp9.7以上では全く合わなかった。


Alex Tahk氏の提案した


は、Warp9以上において、Warp9.9997以外はほぼ正確であったが、Warp9以下では合わなかった。


知人の西恭史氏が下記の新しい式を提案。


これは Warp9.99以上において急激な増加に対応するため、指数に指数をかけることにより対応している。3つの項をうまく組み合わせることにより、Warp9以上において誤差3%以下を達成している。
ただ、この式は Warp9以下では合わないので、そこでは係数の10/3乗というオリジナルの式を代用せねばならない。


実はほとんど決定版というべき計算式が既に提出されており、1995年度 "Zefram Cochrane Award for Advancements in Warp Mechanics"という賞まで獲得しているとのことである。その式を以下に示す。


これは極めて複雑な式なのだが、驚くべき事に全てのポイントでほとんど誤差が無い。このような式をどうやったら思いつくのか...いやはや世界は広い。


簡単に使える計算プログラムを用意している。このページの最初の所にあるので利用して欲しい。



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